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全身疾患と歯科治療

虫歯や歯周病というとお口の中だけの病気、と考える方は多いと思います。
しかしながら、近年では様々な研究から、口腔内の感染症もしくは慢性的な炎症と、全身疾患との強い関係性が明らかとなってきています。
口は「食べる」「話す」「呼吸する」などに関わる器官です。
昔から「口は健康の入り口」と言われているように、「食べること」は栄養とエネルギーの摂取、「話すこと」は人と人とのコミュニケーションの手段、「呼吸すること」は酸素の供給に必要な生命に関わることですよね。
お口の中が健康で、しっかりと機能していることこそが健康を維持することに繋がるのです。逆にお口の健康状態が悪化すると全身に悪影響を及ぼすということが分かっています。
ここで重要視されることは、全身疾患まで考慮した歯科治療における考え方です。
特に歯科治療において関連のある全身疾患は以下の通りです。

 

①高血圧
特に降下剤を服用している方は注意が必要です。

 

②糖尿病
歯周病と糖尿病は非常に深い関わりがあります。
糖尿病の方は、「傷が治りにくい」「感染症にかかりやすい」「ストレスで血糖値が変化する」などの症状が出ます。歯科治療によって感じるストレスが原因で血糖値が大きく変化するなどということもあります。

 

③脳梗塞・心筋梗塞・狭心症
歯周病に罹患している方は、歯周病菌が血液に乗って全身を巡り、動脈硬化を引き起こし脳梗塞になるリスクが高くなることが分かってきています。
心筋梗塞や狭心症の持病をお持ちの方は、血栓ができないように抗凝固薬を服用されている場合があり、歯科での外科的処置を行う場合は、注意が必要となります。

 

④骨粗しょう症
骨密度が低下し、骨が弱くなり骨折しやすくなる病気です。
ビスフォースボネート剤を服用している場合は、歯科治療に注意が必要です。

 

⑤感染症(H I V・肝炎ウィルスなど)
HIVやエイズ感染症または肝炎の申告をしていただけると、内科主治医と情報交換しながら、安全で安心な歯科治療を受けることができます。
ウィルス性の感染症をお持ちの患者様の場合は、歯科治療の前に徹底した感染予防対策をして患者様の治療にあたります。また感染症で体調が優れないなどご相談していただけますと治療にあたる日を考慮します。

 

 

患者様のお身体のことを踏まえて歯科治療を行うことが、患者様の全身の健康に繋がります。
歯科、医科ともに連携を取って治療できれば、患者様にとってより良い治療、安心な治療、ができると思います。
全身疾患をお持ちの患者様はお薬を服用されている場合が多いと思います。
特に抗血栓薬(ワーファリン、バイアスピリン、バファリン、プラザキサなど)を飲まれている患者さんは、抜歯のためにお薬を中断することで生命に関わる重大な合併症が起こる可能性があったりするので、必ず当院スタッフにご相談ください。
まずは今抱えている不安を当院にご相談ください。

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