小さなお子さまがいらっしゃるご家庭では、何歳から歯医者さんデビューさせたら良いか迷われていることかと思います。
定期検診は、大人と同じように、お子さまにも必要なものです。
治療をしなくてもよいお口の環境を共に作るためにも、早期から歯科医院との関わりが必須になります。
●目安は歯が生え始めたころから
赤ちゃんの歯が生え始めるのは、個人差はありますが生後6~9ヶ月頃です。この時期が「歯医者さんデビュー」の目安になります。
特に口内環境に問題がない場合でも、3~4ヶ月から半年に1回のペースを目安に定期的に診てもらいましょう。
0歳の時点で口内環境に問題があるお子さんはあまりいないです。
この時期はむし歯の有無などを調べるよりも、自宅でのケアが適切かどうかを確認するのが目的となります。
1歳を過ぎると上下の歯が生えそろってくるので、かみ合わせが正しいかどうかも確認していきます。
●早めの検診が重要
「0歳で歯医者さんのデビューはまだ早いかな?」と思う方もいるかもしれません。しかし、乳幼児期のむし歯予防には、毎日の正しい生活習慣が大切です。
早い時期から定期的に歯科医院に通うことは、ママやパパがむし歯予防の正しい知識を学んだり、歯みがきの方法などを身につけることにもつながり、お子さんの健全な口内環境を作ることになります。
健康な歯を保つためにも、ぜひ歯が生えてきたら定期的に歯科検診を受けてほしいです。
●1歳半頃には「かかりつけ歯科医院」を持ちましょう
多くの自治体で、1歳半と3歳頃にお子さまの発育検診が行われていると思います。
歯は生後6~7ヶ月頃から生えてきますが、個人差や離乳食の進み具合で、むし歯のリスクも違います。
特に奥歯はむし歯になりやすく、離乳食も完了する時期なので、できるだけ早い時期から歯科医院で歯みがきや食生活の指導を受けて、むし歯予防をしましょう。
そのためにも、1歳半頃には「かかりつけ歯科医院」を持つのが良いでしょう。
歯医者さんデビューの時期としては、生後6ヶ月くらいがひとつの目安となります。
それより以前であっても、お口の中に何らかの異常が認められたら、迷わず歯科医院を受診しましょう。
お子さまのお口の異常というのは、早期に対処しなければ、大きな問題に発展するものもあるため十分な注意が必要です。
何か不安なことなどがある方は、お気軽にご相談ください。