歯医者でも薬を処方されることはあるの?
歯医者で薬を処方されることはあります。
当院においても、薬を処方することは、色々なケースにおいてあります。
今回は、歯医者でどんな薬が処方されるのかについて説明していきます。
歯医者で処方される薬
歯医者で処方される薬は次の通りです。
①鎮痛剤
②抗菌剤
③うがい薬
④塗り薬
代表的な薬を例にして解説していきます。
①鎮痛剤
ボルタレン、カロナールなど:強い痛みを抑える効果があるため歯科ではよく処方されます。胃腸に負担をかけるので、食後に飲むことをお勧めしています。
基本的には、痛みを抑える目的のためなので、飲んだから根本的に治すためのものではありません。体の治癒力や、治療経過の時間が必要な場合もありますので、その時間痛いままにしておくわけにいかないので、時間稼ぎのために飲んでもらいます。
②抗菌剤
ケフラールなど:細菌の発育を抑制する効果があります。
抗生物質は症状や年齢によって、飲み方が変わるので、指導に添って服用して下さい。
基本的には、殺菌するぐらい強い薬にすると、体への負担も大きくなるので、静菌といって少しずつ減らします。ですので、症状がましになったりからといって飲むのをやめたり、飲んですぐに効果が出ないからといって飲まなくなるのは間違いですので、出された分は飲みきることが大事です。
③うがい薬
ネオステリングリーン、イソジン:歯を抜いた後や口臭が気になる方に処方します。
④塗り薬
アフタゾロン、ケナログ:口内炎用の塗り薬です。アフタゾロンを塗った後は、30分間飲食を控える必要があります。
他にも、患者さんの健康状態や体質によって処方する薬は変わってきます。
特に、アレルギーや全身疾患のある方は、薬の選択には注意する必要があるので、必ず治療をする前に歯医者に伝えるようにしましょう。
最近、全身状態や薬の飲みあわせを医院ごとに把握するために、「お薬手帳」というものが発行されています。お持ちの方は必ず受付までお知らせください。
基本的には、当院ではよく使う薬につきましては、薬局に取りにいっていただく手間を考えて院内処方にて対応しています。薬は同じ用途でも複数ありますし、飲みあわせや症状の強さにおいて判断して処方しています。複数の種類を院内にも置いていますが、頻繁に処方しない薬に関しては院外処方にて近隣の薬局にて処方という形になりますので、ご理解いただけますようよろしくお願いします。
なみかわ歯科クリニック
院長 並河雅也