おはようございます。
今回は、先日患者さんにも質問されました喫煙について、書かせていただきます。
喫煙は歯の健康に影響する
喫煙が体に悪影響を及ぼすことは、有名な話ですよね。
では、喫煙が歯の健康にどう影響するのか、ご存じでしょうか?
あまりご存知ない方のために、今回は喫煙が歯にどんな影響を及ぼすのか、について解説していきます。
喫煙で起こる4つのこと
喫煙で起こることは次の4つです。
①歯周病の進行
②創の治りが遅い
③口臭
④歯茎の変色
⑤癌
①歯周病の進行
喫煙で歯周病が進行します。
喫煙は唾液の分泌を抑制する働きがあって、唾液の量が少なくなると唾液の口の中を綺麗にする効果が薄れてしまい、歯垢や歯石が付きやすい状態になるからです。
また、喫煙による歯周病のリスクは、喫煙していない人と比べて、約3~8倍あると言われています。
②創の治りが遅い
タバコに含まれているニコチンは、血管を収縮する働きがあって、血液の流れを悪くします。そのため、創の治りが遅くなる場合があります。
③口臭
喫煙をしていると、口の中はタバコの成分である、ニコチンとタールの臭いがします。また、喫煙の影響で、歯周病が進むことで口臭が発生します。
④歯茎の変色
歯にタールが付着や、ニコチンの血管の収縮が原因で、粘膜や歯茎が暗紫色に変色してしまいます。
⑤癌
喫煙者は、非喫煙者に比べて、口腔癌になる確率が約3倍もあると報告されています。
口の健康を守るためにも禁煙しよう!
喫煙は口の中にも多くの悪影響を及ぼします。
自分の歯を長く使い続けていくためにも喫煙しましょう。