保険証なしで歯科医院に行くとどうなるの?
保険証を忘れた!なんてよくあることです。保険証は月に1度は確認する必要があるので、毎月面倒だなあと感じるかもしれませんが、保険証を忘れるともっと面倒なことになります。今回は、保険証なしで歯科医院に行ったらどうなるのかについてお話ししていきます。
保険証とは?
保険証がないというのは、健康保険に加入しているかどうかがわからない状態です。日本の制度では、健康保険に加入していることで、治療費の自己負担が3割になります。健康保険に加入しているという証明が保険証の意味になります。
保険証がないと治療費はどうなる?
保険証がない場合の治療費は全額自己負担になります。例えば、レントゲン写真を撮ると約10,000円の費用がかかります。他にもむし歯の治療でプラスチックの詰め物をすると約7,000円かかります。一回の治療だけで17,000円かかるのは、かなり経済的な負担が大きいですね。
保険証は忘れずに!
保険証がないと治療費は全額自己負担になってしまいます。しかし、後日に決められた期間の間に保険証を歯科医院に持ってきて確認できれば、支払いの差額を返金することが可能です。期間が過ぎてしまうと、歯科医院ではなく健康保険組合に相談することになるので、保険証は忘れないようにしましょう。
保険証を忘れた場合の対処法
万が一保険証を忘れてしまった場合でも、焦らずに対処する方法があります。まず、歯科医院の受付で保険証を忘れたことを伝え、後日持参する旨を伝えます。多くの歯科医院では、後日保険証を持参すれば差額を返金してもらえる制度を採用しています。また、次回来院時に保険証を提示することを約束することで、一時的に全額自己負担で支払い、後日精算する方法もあります。
保険証の管理方法
保険証を忘れないためには、日常的に管理する方法を考えましょう。例えば、常に持ち歩く財布やカバンに保険証を入れておく、またはスマートフォンのケースに入れるなどして、外出時に忘れないようにする工夫が必要です。また、月初めに保険証を確認する習慣をつけることで、忘れるリスクを減らすことができます。
保険証を紛失した場合
保険証を紛失してしまった場合は、すぐに健康保険組合に連絡して再発行の手続きを行いましょう。再発行には数日かかることがありますので、その間に歯科医院に行く予定がある場合は、事前に連絡して状況を説明しておくと良いでしょう。
まとめ
保険証を忘れて歯科医院に行くと、治療費が全額自己負担になるため大きな負担となります。しかし、後日保険証を持参すれば差額を返金してもらえる場合が多いので、焦らず対応することが大切です。保険証は日常的に管理し、忘れないように工夫することで、安心して医療サービスを受けることができます。常に保険証の管理を怠らないようにしましょう。
医療法人なみかわ歯科クリニック
院長 並河 雅也