ブログ

blog

  • *
  • *

舌苔は歯科医院でとれる?

舌の上に白い苔のような物がついていて、気になったことはありませんか?この白い物の正体は、舌苔(ぜったい)といい、

食べカスや細菌が舌にこびりついている状態です。

 

舌苔の影響は?

舌苔があることで、口の中には次のような影響があります。

 

1.口臭

2.味覚が鈍くなる

 

  1. 口臭

口臭の原因は、食べカスを細菌が腐敗させることで発生します。つまり、舌苔は食べカスや細菌が多く存在する住処であり、

口臭の発生源でもあるのです。口臭の原因は他にもありますが、舌苔もその一つなので、口臭が気になる方は舌のケアも考慮すると

良いでしょう。

 

歯をしっかり磨いても口臭が改善しない方は、もしかしたら舌苔が原因かもしれません。

舌苔を取り除くことで、口臭の改善が期待できます。また、舌苔が長期間放置されると、細菌が増殖しやすくなり、より強い口臭を

引き起こす可能性があります。定期的に舌のケアを行うことが重要です。

 

  1. 味覚が鈍くなる

舌には食べ物の味を感じる味覚が備わっていますが、舌苔が舌を覆うことで味覚を感じる刺激が鈍くなってしまいます。

食べ物の味があまり感じられなくなったら、一度舌の色を確認してみましょう。味覚が鈍くなることで、食事の楽しみが減少し、

食欲不振を引き起こすこともあります。舌苔を取り除くことで、再び食事を楽しむことができるでしょう。

 

舌苔の治療

舌苔の治療は、舌苔を落とすことが基本です。患者さんが正確な舌のケアをできるように歯科医院で指導します。

まずは舌ブラシを使って舌苔を落としますが、この時に強くこすりつけると舌を傷つけ、逆に細菌を増やす原因となるので、

力を入れずに優しく磨きましょう。その後、うがい薬を使って口をすすぎ、しばらく経過を見ながら舌苔の付き具合を確認していきます。

 

定期的なケアが大切ですので、舌苔が再び形成されないように、日常的なケアも忘れずに行いましょう。

食事後には口をすすぎ、舌ブラシで軽く磨く習慣をつけると良いです。

さらに、定期的に歯科医院で舌の状態をチェックしてもらうことで、早期に問題を発見し、適切な対策を講じることができます。

 

 

舌苔が気になったら、まずは歯科医院へ

自己流で舌苔を取ると、舌を傷つけて悪化させる可能性があります。正しい舌のケアをするためにも、

歯科医院に相談することをお勧めします。舌苔がつきやすい原因には、口の中の汚れが関係していますが、

他にも口の中が乾燥している場合や舌の動きが悪い場合もあります。歯ブラシが不十分であることだけが原因ではなく、

口呼吸で乾燥していたり、舌の動きが悪かったりすることも原因になります。

 

口呼吸が原因であれば、他の疾患の原因にもなりますので、舌苔が気になるということで来院された場合、

違う病気が見つかることもあるかもしれません。たかが舌苔と思うかもしれませんが、気になる場合はお早めに当院のスタッフまで

ご相談ください。舌の健康を保つことは、全身の健康にもつながりますので、日常的なケアをしっかり行いましょう。

 

医療法人なみかわ歯科クリニック

院長 並河 雅也

ページの先頭へ戻る